海でのお話

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こんにちはマニフレックス名古屋ショールーム豆知識Iです。

7月のテーマ『海』。インドアの私には難しいテーマでした。

思い浮かぶものは、世界で最も深い海溝は?  →マリアナ海溝。 世界一高い山エベレストをひっく返してもすっぽりはまってしまう。

海の生物カニ。大好きな人も多いと思います。中でも人気のタラバガニは、生物学的にはヤドカリの仲間。

←タラバガニ  ズワイガニ→足の違いわかるかな?

こんな感じのものしか思い浮かびません。

 

なので、今月は私の感動した海での出来事を紹介します。

エルトゥールル号遭難事件

日本人とトルコ人のお話なのに日本人は知らない人が多いが、トルコ人は知ってる人が多いお話です。

では、ざっくりとご紹介します。

 

明治22年、オスマン帝国(現在のトルコ共和国)から日本に使節団がやってきました。

使節団は3か月間日本に滞在し、9月15日に横浜港から帰国のため出港しました。

翌日、現在の和歌山県串本町南を航海中に猛烈な台風に遭遇し船は座礁し沈没。

乗員は海へ投げ出され500人以上が命を落とし69名が助かりました。

その間、串本町周辺の村民は老若男女問わず 不眠不休で救出活動をしました。

生存者にはこころずくしの介護をし、犠牲者は手厚く葬られました。

そして全国から救援物資や義援金が集まりました。

その後、69名の生存者が治療をうけ、回復したのち 日本政府が日本の船で生存者をオスマン帝国まで送り届けました。

この話を、多くの人が知っているトルコは親日が多いといわれています。

 

そして 95年後の現代。

1985年 イラン・イラク戦争

イラクはイランの上空を48時間後から無差別に攻撃すると宣言。

イランに住む日本人を脱出させなければならないが、いろいろな都合で日本は飛行機を出せませんでした。

その時 助けてくれたのが トルコ共和国です。 『エルトゥールル号事件』の恩返しを!と、トルコ航空が日本人全員215名を救出。

この時、トルコ人全員は飛行機に乗れず、残された人は陸路で脱出したそうです。

自国民より 日本人を優先させてもらい ほんと感謝です。ありがとうございます。

これ以外でも 東日本大震災の時は多くの支援物資や義援金をいただいています。

 

 

以上 マニフレックス名古屋ショールーム豆知識Iでした。