私が住んでいるマンションの入口には、3階くらいの高さまである大きな“ケヤキの木”があります。
マンションが建った時に植えられたケヤキの木。
気づけば30年近く、この場所を見守ってきた木です。
住人にとっては、マンションのシンボルのような存在になっていました。
春になると新しい葉が出て、夏は気持ちのよい木陰をつくってくれて、 秋には落ち葉で季節を感じさせてくれる木です。
毎日の生活の中で当たり前のように目にしていた風景でしたが、改めて思うと、この木があることで暮らしの中に自然があったのだなぁと感じます。
朝出かけるときや帰ってきたときにふと目に入るその姿が、いつの間にか日常の一部になっていました。
そんなケヤキの木ですが、近いうちに伐採されることになりました。
長い年月の中で根が大きく伸び、タイルの遊歩道の下まで入り込んでしまい タイルが浮いてきてしまったり、枝が隣の敷地まで伸びてしまったりと、安全面や管理のことを考えての決定です。
マンションの総会で話し合いが行われ、最終的に伐採することが決まりました。
話し合いの中では、この木を大切に思う気持ちを話される方も多く、中には「木を切るなら引っ越したい」と言われる方もいたそうです。
それだけ、このケヤキの木が長い間、住んでいる人たちの暮らしにより沿ってきた存在だったのだと思います。
私自身も、毎日見ていた景色が変わってしまうと思うと、とても寂しい気持ちになります。
ケヤキは昔から人が集まる木とも言われているそうです。
そう思うと、この場所で長い間 私たちの暮らしを見守ってくれていたのかもしれません。
伐採されるまでの間、いつもの景色を少しゆっくり眺めながら この木のある風景を大切に感じて過ごしたいと思っています。
長い間ここで育ち、私たちの暮らしを見守ってくれていたケヤキの木に 「ありがとう」と伝えたい気持ちです。
このブログを書くために写真を撮りましたが、今は冬の葉がすべて落ちたケヤキの様子です。
新緑の時や、落ち葉の時期の写真も撮っておけば良かったなぁと、ちょっと後悔しています。
伐採まであと一週間… 本当にありがとう。
スタッフK